多賀城市立図書館

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このお盆の帰省、内地への復路は多賀城、東京での所用のため陸路で北海道新幹線に初乗車。朝、発つ前に多賀城駅の真ん前の多賀城市立図書館を見学。ここは蔦屋書店と私立図書館が断面的に並列された構成となっていた。以前より、市の図書館が移転するという話と、蔦屋図書館ができるとは聞いていたが、こういうことだったのか。館内は、平面的にもツタヤ領域と私立図書館領域が建具のない開口で結ばれ、自由に行き来できるゆるさを持つ。下階のカフェ、上階のレストラン、吹き抜け越しのオープンな閲覧スペース(ツタヤ領域)、ソファで緩やかに仕切られた閲覧スペース(市図書館)、必要なところを必要なだけ照らす間接照明、クレバス状の吹き抜けで異なる領域が結ばれる分かりやすさ、といった特徴を持つ。これらが外観とどう結びつくか、といったところに疑問があるが、長年塩漬けにされてきた長崎屋跡地とその周辺エリアが全く異なる状況に変化していることに驚く。多賀城在住時、カリン、ミイナと通った旧図書館のいかにも、といった雰囲気は微塵も感じられない、何時間でも過ごしてみたいと思わせる環境が生まれている。このような環境が多賀城の自宅から徒歩2分の位置にできたのはうれしい。

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