日経アーキテクチュア2016年6月23日号に「ソトマで育てる、ソトマでつながる」が掲載されました。
まだボクは中身を見ていないので、どういう記事になっているか緊張します。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnad/15/160623/012800020/
日経アーキテクチュア2016年6月23日号掲載
セルフリノベーションオフィス@浜松
403 archiyectureの辻さんにご紹介いただき、
planpot design worksの鈴木さん、デザイナーの桑田亜由子さんと打合せ。お二人は浜松市内中心部の古いオフィスに入居しているのだが、ここのオフィス、セルフリノベーションとのことで驚く。
40mm角の木フレームを机の天板や棚を引っ掛ける文字通りフレームとして掛け渡しているのだが、限られたスペースのオフィスに淀みをつくらずに、うまく打合せスペースと作業スペースを区切っている。
打合せの途中で、このオフィスを設計し、セルフビルドをしたという+ticの鈴木さんが戻られ、お話をうかがう。
3人とも静岡文芸大卒で、皆さん非常にポジティブにデザインに取り組まれている。これだけ多彩な分野で活躍する人材を輩出する文芸大の教育システムを調べてみよう。
浜松市・鴨江アートセンター訪問
浜松市中区鴨江にある鴨江アートセンターを訪れました。
目的は「浜松デザインパートナーズ2016」を購入することと、
静岡文芸大の天内先生と応募しようとしている建築に関するシンポジウムの会場下見を兼ねて。
まず建物が良い。昭和3年(1928)竣工というから、築88年ということになる。
パンフレットによると、当初の用途は浜松警察署庁舎で、第二次大戦の浜松空襲、昭和19年の昭和東南海地震に耐えて、さらに平成20年の市民による保存運動により、文化芸術拠点として生き返ったとのこと。
外部開口部から見えるブレースは如何なものかと思うが、エントランスのアーチや、付け柱、縦長窓に大正の建築の余韻が残る。
内部に足を踏み入れると、テラコッタの質感、ホールの柱柱頭の意匠、階段室の手摺壁の曲線、そしてこれもこの時代の建築の特徴だと思うが高い天井が開放的な印象を与える。
建築に関するシンポジウムの会場として、とても魅力的だし、キャパシティも十分。
文化芸術創造団体としての認定で利用料も安くなるというが、利用料の減額はともかくとして、大学の建築系学科が市民と建築家(の活動)をつなげ、文化芸術活動としての都市・建築デザインを盛り上げていければと思う。