15aug2016
札幌を発つ前、いくつかの建築を見て回る。都市の広場であり街路のデザインとして、札幌市北3条広場、通称アカプラは優れた事例の一つだろう。ランドマークである旧北海道庁舎に対する強い軸線に沿って立ち並ぶ高層の事務所建築の足元で、人がくつろぎ、思い思いに時間を過ごす様子は見ていて楽しい。これは家具的要素としてのベンチ、日よけと居場所づくりのための植栽、低層階につくられたカフェ、素材としてのレンガが相まって作られる雰囲気がそう思わせるのだろう。様々なイベントも行われているようで、そうした賑わいを受け入れる物理的な容積と、札幌駅から大通公園への道路に直行するという、溜まり空間としての性格も寄与しているようだ。
主体が札幌駅前通まちづくり株式会社となっているが、運営について調べてみたい。
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