昨日、中部建築賞の授賞式があり、久しぶりに元・名大脇坂研メンバーが集まりました。
私たちの横の席は、なんと、大名古屋ビルヂングを受賞された方々。われわれのような小さな試みと、巨大プロジェクトが同じ土俵で審査されるのも、建築の面白いところかもしれません。
すまいる愛知住宅賞では主担当をノミネートしたが、今回は副担当のメンバーをノミネート。
アワードにもいろいろあるが、同賞は施主、設計者、施工者の三者を表彰することとなっており、
発注者ほか一般の方に建築文化を理解頂く上で大事な賞だと思う。
すまいる愛知住宅賞の受賞の際にも触れましたが、
今回、われわれのソトマプロジェクトは、コンペ主催者の企画があって、初めて成就した建築という意味で、
間宮デザインスタジオさんのコンペ企画という英断にまずもって感謝いたします。
そして、脇坂研の案を採用して頂いた原田真宏・五十嵐太郎・藤村龍至の審査員各氏にも深謝いたします。
さらには、施主のソトマに対するご理解無くしてこのプロジェクトは成し得なかった訳で、
A,B,C各棟のお施主さんに感謝いたします。
ソトマプロジェクトは、住宅部門で3棟の住宅を一プロジェクトとして応募した点で、他の応募案とは異なる特殊解だったかもしれないが、
郊外住宅地における隣接住戸の可能性を広げた例として評価頂いたように思う。
その点は、講評文を書いていただいた審査員の陶器浩一先生のテキストでも触れられている。
授賞式後に審査委員長の栗生先生にご挨拶した際、これを一般解に広げられると良い、というお言葉を頂戴した。
実はこのことは以前、別な方からも頂戴したことがあるのだけど、
移り住んだ浜松界隈では低密度に住宅地が広がるダメな状況なので、戸建て版コーポラティブ住宅の試みを実践していければ良い。
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