菓子卸市場@名古屋、明道町

19MAY2017
毎週金曜日は名城大学環境創造学科にて都市環境設計の非常勤講師を担当。
後半戦に向けて学生各自が選定した敷地について課題と案の方向性についてエスキス。

その中で僕も知らなかった名古屋の不思議。西区明道町に菓子卸市場があったこと、菓子蒔きという風習が残っていること、不可思議な意匠の建物が残っていること、などなど。
街区の短辺を通り抜ける通路があり、その両脇に店舗が連なり、二層の上部にトップライトが走る。
ファサードの階段状の意匠など遠目には宗教建築を思わせなくもないが、錆の激しさと、下部にかかる庇代わりのくたびれたブルーシート、側面のとたんが一気にタイムスリップさせる。
しかしこれをリノベーションというのは法的、経済的な制約が許さないでしょう。ではどういった更新をするのか、これから面白くなりそうな敷地です。