静岡建築茶会2016

春から仕込みをしてきた「公益社団法人ふじのくに地域・大学コンソーシアム 平成28年度大学連携講座」の採択事業「静岡建築茶会2016」のパンフレット入稿前の作業が佳境を迎える。最後の最後、テキストで一波乱あったが、登壇者との意思疎通はシンポジウムのモデレーターとしては何よりも大事なこととあって、すぐさま駆けつける。

デザイン面では、静岡文芸大の天内先生、planpot design worksの鈴木力哉さん、テクイジデザインの稲垣さんの優れた能力が発揮される。文芸大の学生さんも夜な夜な頑張りました。

来週の出来上がりが楽しみです。

ライブラリーホテル

仙台滞在中はライブラリーホテルという宿に泊まった。ここは以前(9年前のはず)仙台在住時にデンマークから講演に来日したJDSのジュリアンをアテンドした宿でもある。

コンセプトが明快なホテルで家具の選定やしつらえがよい印象。書棚には建築本も。

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朝、中庭から見上げるとタワーが建設中だったがあれはなんだろう。

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某建築アワード現地審査終了

02SEP2016
午後から某建築アワードの現地審査を受けるために日進市赤池へ。
最初にソトマの状況をみていただき、B棟、A棟の順に内部空間を見ていただく。
7名もの審査員に加え、事務局の方が数名来られた上、皆さん中まで入られたので、
空間のスケールをきちんと体感いただけたのか多少不安になりながらも、
吹抜を介した空間構成のためその心配は不要だったようだ。

新興住宅地における共用的な庭のあり方がどのように評価されるのか、
また傾斜地におけるボックス貫入型の構成がどのように評価されるのか、
研究として建築家の言説や作品の評価軸をテーマの一つする僕としては、
審査評を緊張と期待と入り交じった気持ちで待ちたい。

平日の日中にもかかわらず快く迎えていただいたお施主さんに感謝。

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何度も家族会議を重ね、とうとう買っちまった。スノーピクのテント。

浜松の自宅至近に静岡を中心に展開するアウトドアショップswenにて。飛行機に乗る直前に。

20年来のモンベル・ムーンライトはくたびれてきたがまだ現役だし、愛着もある。

しかしタープが欲しいという要望の前に、スノーピーク・アメニティドームはテントとタープを両方兼ねているようにも見えて、前回、gwの鳥取キャンプでも議題に挙がっていた。

ムーンライトのあの緑にはカリンたちも強い愛着を持っており、保留となっていた。

今回は東京から合流した弟家族と道東でキャンプということで、レンタルでしのぐかどうかというところでの決断。

しかし、一番の決め手はスノーピークのカタログのセンスの良さと、そこに込められたアウトドアライフへの思想への共感だ。

白地にモノクロの写真で構成されたカタログはそのシンプルさ、構成の美しさで一際目を惹く。

新旧のテントを積み込み、一路、弟子屈湖へ。

札幌へ

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17時過ぎにセントレアを発つ飛行機で札幌へ。

この時間の飛行機からは刻々と変わる夕景の特典がつく。

カリンはお下がりのipodで、ミイナは契約終了したお下がりのガラケーで、

ぼくはeosで写真を撮りまくる。

降り立った先は浜松とうって変わり、24度の爽やかな気候。しばらく寝苦しい夜とはさよなら。

住宅作家と社会性

建築家のなかでも住宅作家は、
特定の施主の特別な思いを落とし込めばひとまず建物としては成立させることができる。
そのとき敷地境界線の外との関係については、建物からのビュー、あるいは外から建物へのビューについては興味の対象だが、人と人との関係の構築についてはほとんど興味がないということを了解した。
人と人との関係を社会性と置き換えても良いし、その対極にある建築を強い形式性を持った建築といっても良い。
こうした20世紀型建築の賞賛は、3.11で突き付けられた社会における建築家の立ち位置が極めて脆弱であることを加速することに外ならない。

JIA東海住宅建築賞 2日目 二つ目

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いよいよ最後の作品の審査。三重から岐阜に北上する。岐阜城が見える敷地で独立一作目の吉田さんが出迎える。

同作品は地味な外観ながら、内部に入ると白州漆喰とマホガニーの調和が美しい、陰影のある空間で、僕の建築感では一番感銘を受けた作品。

逆に今回の一連の審査では空間に出会った時の感動に巡り会えずにいて、フラストレーションすら感じていたのだが、もちろん審査は審査員の評価によるのだけど、この作品は新しい才能に出会ったという感じがする。

数年前の同賞で入賞した静岡の山田誠一さんと近い建築空間が広がる。

複数の床レベル、壁ドン付けのメクラの開口、白州漆喰によるムラ感、建具や家具に使われたマホガニーの質感、ディテールなどいろいろなところで共感する。

さて、この後は審査会で対象が決まる。誰が推されるか、審査員の言説に期待。

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JIA東海住宅建築賞 2日目 一つ目

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東海住宅建築賞も2日目を迎え、今日が最終日となる。

朝一で四日市に向かいこの賞の常連、スタジオベロシティの栗原さんの作品を見る。

いつものホワイトベースが、三層に引き伸ばされ、テーマとなっている擁壁を欠き取る。

ボリュームを二つにスプリットしたことで生まれている間のブリッジは、

開口が設けられ風が抜ける気持ちの良い空間。しかし内部は多くの室を取ろうとしているからなのか極小の空間が連なり、天井の低さも相まって、もう少し気積が欲しいところ。

斜面に植えたクローバーが開口部から目に入るのは良い。

最も気になったのは、サッシと壁の取り合いのディテールで、ここをゾロにしていたこと。

審査員はどう見ているだろうか。

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JIA東海住宅建築賞 現地審査 1日目その2

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二つ目は川本夫妻によるとんがり帽子の屋根が可愛らしい作品。

浜松の天竜区にあり高速を降りてからだいぶ北上して到達。

豪快に開放した建具はまさしく静岡らしい形式か。木製建具でこのワイドにのけぞる。

嫌が応にも目に飛び込む特徴的な屋根を見ながら奥まった位置にある建物の中に入ると、天井は屋根面の形状のまま上部へと視線を誘い、トップライトからの、と思わせておきながら正確にはハイサイドライトからの光が、下見板張りの壁面に表情をつくる。

コンクリート金ゴテのアプローチ、ざらっとした木の表情、中央部の野趣に溢れた柱が、特異ではあるが割合シンプルな形態の元に展開する。

これが白い壁面だと全く違った印象になるだろう。

ちなみに川本さんの頭もとんがり帽子にセットされており、屋根とシンクロしていた。

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浜名湖ガーデンパーク

はじめて来てみた。

遠州の暑い夏を乗り切るには気持ちいい場所だ。

けど入り口でこのサインはないよなあ。

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