東海住宅建築賞も2日目を迎え、今日が最終日となる。
朝一で四日市に向かいこの賞の常連、スタジオベロシティの栗原さんの作品を見る。
いつものホワイトベースが、三層に引き伸ばされ、テーマとなっている擁壁を欠き取る。
ボリュームを二つにスプリットしたことで生まれている間のブリッジは、
開口が設けられ風が抜ける気持ちの良い空間。しかし内部は多くの室を取ろうとしているからなのか極小の空間が連なり、天井の低さも相まって、もう少し気積が欲しいところ。
斜面に植えたクローバーが開口部から目に入るのは良い。
最も気になったのは、サッシと壁の取り合いのディテールで、ここをゾロにしていたこと。
審査員はどう見ているだろうか。